軽いとは思っていなかったが、想像以上に重責だった役割「安全運転管理者」
安全運転管理者講習に初参加
(M.K)
2022年10月7日、石川県小松市にある小松市民センターにて、年に一度の安全運転管理者講習が開催され、当社の安全運転管理者が受講いたしました。
安全運転管理者講習とは、道路交通法に基づいて公安委員会が行う講習です。当社の場合は法人なので、従業員から選定基準に基づいて安全運転管理者と副安全運転管理者を選任し、この選任された従業員が講習を受けなくてはならない義務があります。
また、安全運転管理者とは、運行計画や運転日誌の作成、安全運転の指導を行う者で、年一回の講習参加が義務付けられています。選任基準は、20歳以上(免許証取得3年以上)の従業員の中から、(一部例外を除く)たいていの企業は、5台以上で安全運転管理者を、20台以上になったら副安全運転管理者を会社側が任命します。
この講習の、当社の、今年の指定日が2022年10月7日でした。
プロジェクターの内容は、昨今の事故状況の特徴と回避する方策の内容です。
新型コロナ感染拡大抑止対策として、受講者全員が前を向くよう、当日の会場は大ホールを講堂として使用し、席は一つずつ空けて座る形になっています。
受講者の人曰く、結構広いゆったりスペースなので、なかなか気楽だったとのこと。
以下、関連画像のご紹介
受講会場の小松市民センターです。
当日の参加者は石川県南加賀(加賀市、小松市、能美市)の企業から300名ほどでした。
受付開始は9:00から始まりました。受付も結構細分化されていて、
①参加企業の日付確認②参加企業の席札受け渡し③参加企業の安全運転管理者の証書確認④資料の受け取り
以上、4過程を終えた後に会場入出許可となります。
実際の講習時間は10:00~17:20だったそうです。講習内容ごとに時間割りされていて、すべての講習がプロジェクターで映し出された画像を元に講師が説明と教示するものとのことでした。
これから、その一部をご紹介いたします。
プロジェクター画像は、山道や突発性の危険の見出しになっていますが、昨今の事故状況の特徴と回避する方策全体的には死角に潜む事故の危険性の説明がなされた講習です。
災害時(特に洪水と暴風)の際の注意事項の内容です。
応急手当のやり方などを説明されています。
こちらが当日、配布された教本の数々です。冊子数が講習ごとにありますので、結構な数になっています。
これが安全運転管理者証です。これを持っている人が講習を受ける義務があります。
受講者の声
今回の受講は、運転免許証を取得するときに受けた講習内容と同じものが多く、危険予知や、悪天候での運転の注意点、夜間のライトなど、本当に当たり前のことが多かったですが、逆を言えば、個々が、その「当たり前ができていない」から、こういう制度を作り、企業としても従業員の安全運転に注意するよう促されている、ということを感じました。もっとも、最近や今後の車のシステム(オートブレーキ等)も含まれており、今後、(法人個人問わず)車を購入するに辺り、その点への注意も必要になってくることを教えてもらいました。
しかし、企業向けの講習でしたので、従業員の体調管理(健康や過労)にも言及していますし、早出残業への対応の注意もありました。
近年、当社で交通事故は発生していないのですが、今回の講習内容と照らし合わせてみると、偶然に助けられている部分も見受けられましたので、より注意を促す必要性を感じる講習会でした。
これからも、当社スタッフを交通事故から守るために必要なこと
受講者の方、自社の日々の安全を守る為に必要な受講、長い時間の講習お疲れ様でした。
今後も、当社スタッフを交通事故から守るために必要なこととして、受講者から下記の内容等々おしえていただきました。
・体調管理とスケジュールの確認の必要性を重視すること。
・車両管理者は、5Sだけでなく、車の状態にも気を配ること。
・万が一とは言え、その万が一を何度も起こしかねないことへの教育徹底をすること。
・当社は、法律上、安全運転管理者は1人で良いことになっているけれど、副とまでは言わなくとも、数名のスタッフによる管理が望ましいのではないかということ。
と言ったところでしょうか。
交通事故だけではなく、事故と名の付くものは、企業経営に大きな影響を与える(それも悪い方へ)ので、事故0を達成するための方策を会社全体で考え、浸透させることの大切さを学ばなければならないということを教えてもらいました。
今一度、全社員気を引き締めて日々の作業に取り組んでいきたいと思います。